5歳になる娘が、昆虫にどっぷりハマっています。
もともと私も妻もそれほど虫が好きだったわけではありませんでした。
養老孟司や茂木健一郎の著書に、「昆虫採集をしていると自然と頭を使う」と書いてあったのは知っていたので、娘には出来れば「虫嫌い」にはなって欲しくありませんでした。
しかし虫を触らせようとすると、極度のビビりの娘は案の定虫を怖がる始末。
妻も、頑張って虫を嫌がる素振りは一切見せないようにしていました。
根気良く、虫との接触の機会を持ち続けた結果、ついにテントウ虫は触れるようになり、それを皮切りに彼女の虫への興味はどんどん加速していきました。
娘と昆虫採集をしていると、虫によって、捕れる時期、場所、気温、湿度、天気などが違うこと、条件が揃っていてもなぜか取れないときもあり、試行錯誤を繰り返し、新たな気付きがありました。
「これは頭にいいはずやわ」と感心するのと同時に、虫捕りがコーディネーショントレーニンになることにも気付きました。
特に、虫取り網を使った虫捕りは、反応、連結、定位、変換などの能力向上に良いですね。
最初は木や草に留まっている虫を狙い、慣れてきたら、飛んでいる虫をダイレクトでキャッチしたいところです。
飛んでいる虫の難易度としては、
低いものから、蛾、蝶、トンボ、蠅といったところでしょうか(蠅や蛾を取りたいと思うかどうかはまた別の話)。
ちなみに私は、飛んでいる蚊をハサミで切った事があります(10数年言い続けて信じてくれたのはほんの一握りですが…)
映画「ベストキッド」のように箸で蠅を捕まえるのは、最高難度でしょうね。
虫が苦手な人も、網でキャッチしてリリースするなら、スポーツ感覚でできるかもしれませんよ。ぜひチャレンジしてみてください。